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『……き、…づき、おい、はづき!』
「!?ごめん、なに?」
『何だお前笑。ぼーっとして俺の話聞いてなかったのか??お仕置きにデコピンだな。』
口調と裏腹にも陽のデコピンは優しい。
触れられると思うと全神経がおでこに集中してしまう。
(顔、赤くなってないかな…。)
真っ赤な空が背後から私を照らす。
「…じゃあ。また明日。」
『…っ笑。明日は学校休みだろ笑。どんだけ俺に会いたいんだよ笑。じゃあなぁー。』
そう言って陽は、だんだん小さくなっていった。
私は陽の言葉に何も言い返せなかった。
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