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ジョッキを置いて、隣に座った山崎は、 「ん"?……」 唸りながら凄く至近距離に顔を近づけて、じっと覗いてきた。 近づいてきた山崎、癒し系の北島さんとは真逆の、クールでスッキリとした顔だが、間違いなくこの男もイケメンで、 今一番、私をドキドキさせる顔。 すぐ近くの整った唇を見たら、顔から湯気がでそうに、さらに熱くなって、ゴクリと唾を飲み込んだ。 「んっ、ちょっとっ!お、お手伝い行ってきます!」 このままでは、口から心臓が飛び出る。 慌てて席を立ち、トイレへ逃げ込んだ。
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