『複雑な想い』

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『ママといっしょ!』 えっ?って、あたしも圭介もビックリしてた。 『幸介、おもちゃは?』 しゃがんで聞く、パパに幸介は… 『いらなーい!!』 そう言って、私からベッタリ離れなかったの。3人で、手を繋いで、駐車場に向かった。 お昼ご飯を食べて、遊び疲れたのか、幸介は昼寝したんだ。 『パートどうする?考えたんだけどさ…保育園辞めて、幼稚園に行こう!満3才から受け入れてる所よく見る。』 ソファーに座って話してきたの。 「ギリギリまで働く!」 うん。体力には自信あるし、でも…それからは当分働かないで、子育てに没頭するから! 『なんで…無理する?春菜は、いつもそう…人のことは考えられるのに、自分の事は考えてない!生まれてくる赤ちゃん。俺は心配!無理して何かあったら困るんだよ…それに、春菜は喜んでないように感じる…』 喜んでるよ…? 複雑な想いは消えないけれど…… 「そんな事ナイ!」 見つめてきて、体を引き寄せられた。 『…俺が心配?心配いらないよ!俺は、幸介も、生まれてくる赤ちゃんも、どっちも大事!変わらないよ?』 圭介は、私の心の中を知り尽くしてる人なんだよね…
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