1人が本棚に入れています
本棚に追加
ーー薄毛だ。
‘‘若干、薄くなってきた’’
寄りの薄毛ではなく、
‘‘ほぼ残り少ない’’
状態の薄毛だ。
「33才ですけど、なにか?」
年齢を尋ねられる度に、少々、尖った受け答えになる。
__多少、威嚇でもしておかないと、
「あぁ……」という顔をされる。
あぁ……、のあとに続くのは、
『そう言う事ですか』とか、
『お気の毒に』などが予想される。
だが、「なにか?」と牽制してやることで、
「あぁ……」は、「いえ……」になる。
その続きは恐らく、
『全然 気になりませんよ』とか、
『まだ お若いんですねぇ』だろうから、さほど大差はないが、
とりあえず、
『こちらは いじられキャラになる気はございませんので、あしからず』という意思表示をしておくことで、大抵の相手は、それなりに大人な振る舞いをしてくれるようになる。
□□□□ □□□□ □□□□ □□□□
ーー無尽蔵に湧いてくる性欲を持て余すようになったのは、12か13の頃からだ。
ちんこのかわがむけるより先に、妹の口にぶち込んでいた。
妹は3つ年下で、調教するのは容易かった。
近所の駄菓子屋で ラムネ菓子を万引きしたことを、親にバラされたくなければ、言うことを聞け、と脅してやった。
「万引きしよう、って誘ったのは、お兄ちゃんでしょ」
と、生意気な口を聞いてきたので、一発 頭をひっぱたいて、チョークスリーパーで首を絞めてやった。
__すぐに大人しく言うことを聞くようになった。
口に入れさせろ。
と要求したのは、前日の夜中に、たまたまトイレに起きたら、リビングのテレビでエロビデオを流しながら、ソファーに座った親父のナニを、床に膝をついた お袋が しゃぶっている場面を目撃したからだった。
親父も お袋も、ドアに はめ込まれたガラス越しに、俺に覗かれていることに、全く気付いていなかった。
だから俺は、オーラルセックスというものの やり方を、じっくりと観察することが出来た。
そして、親父のナニに お袋がしていた事を、そのまんま妹に やらせた。
もしも俺が、前夜トイレに起きていなかったら、俺の、妹への要求は もっと違うもの、もっと幼稚なものになっていたかも知れない。
最初のコメントを投稿しよう!