やさしい恋をして

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 繰り返しされることで、淳の背中がザワつきだす。  背筋を通って、敏感な部分へと電気が通っていくような不思議な感覚。  ただ舌を合わせているだけなのに、全身がその刺激に答えているような錯覚に陥る。 「淳さん、ちょっとだけ触ってもいいですか?」 「・・・いちいち確認しないで」 「了解しました」  いたずらっぽく笑うと皆川は淳のTシャツをたくしあげて胸元を顕にした。脇から腹にかけてゆっくりと撫でる。 「んっ」  くすぐたっくて淳は目を瞑る。  その隙に皆川は、淳の胸の突起にくちづけた。 「えっ」  驚いて、すぐに目を開けると、皆川はそれを舐めながら淳の顔を見ていた。  そのいやらしい絵面に気が遠のきそうになる。 (み、皆川さんが俺のを舐めてる・・・)  片側にも皆川の手が伸び、柔らかくつねるように刺激されると淳は声を抑えられず、自分でも聞かない声をあげてしまった。 「かわい」  皆川はそういうと、少し起き上がって、お互いの腰をくっつけて小刻みに揺らした。
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