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自身から発せられる声も、目の前の平気でペニスをしゃぶる皆川も到底現実には思えなかった。
確かにわかるのは快感だけで、全身に波のように襲ってくる。
「み、ながわさん、もう・・・」
これ以上されたら、皆川の口に出してしまう。淳は快感よりも理性を優先させて、皆川の髪に触れた。
皆川は上目遣いで根元から舌でゆっくりと舐める。
「んっ」
その視線に耐えられず、淳は目を瞑った。
「淳さん、また戻ってますよ?」
皆川は起き上がって、優しく淳を抱き抱えてくれる。
「な、にが?」
「修介って呼んでくれないと」
「気が向いたら・・」
「素直じゃないですね」
皆川は一度離れると、ソファから下りた。
もしかして、怒らせてしまっただろうか。
淳が素直じゃないから。
不安で、その姿を追うと、チェストの引き出しから何かを出して持ってきた。
見慣れないペットボトルサイズの容器。
皆川は淳の額に軽いキスをすると、容器の蓋を空けた。
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