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高校2年の冬。 進学校である私の高校では既に修学旅行も夏には終わらせていた。 私は当時から化学が好きで、地元の大学の工学部に行こうと考えていた。 担任の先生からはもう少し上のランクの大学も目指せるとは言われていたが、特に難関大学のブランドなどに興味がなかった私は勉強ができればどこでもよく、だったら見知った地元の大学にしようと考えていたのだ。 寧ろ、地元の大学に行って、そのまま地元の企業に就職してという方がなんだか自分らしい気がしていた。 授業は中学時代に比べるとスピードも速くて大変だったけれど、何とかついていっていた。
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