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受付嬢は魔法により、身動きが取れず、また、舌を噛まないように口を塞がれている。 僕を憎しみのこもった目で睨み続けている。 「受付嬢…いや、ユリ・エペ、君がやった事は、罪のない者に罪をきせたことだ。理解しているか?君がされたことと全く同じ事であると。」 話すことが出来ない状態だが、彼女の視線が揺らいだ。 動揺しているようだ。 「…彼は確かに妹のSランク剥奪の理由に存在する。しかし、それをしたのは君の妹であって彼ではない。ルールを破ったのは彼ではない。わかるか?」 ギルドマスターの言葉をわかっていても、わかりたくないのか首を横に振っている。 「…騎士団の受付を担当していた第7部隊団長は君が辞めたことを知らなかったよ。」 その言葉に彼女は勢いよく顔をあげた。
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