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「君を妬んでいた受付嬢と、その取り巻き、その受付嬢を好きな騎士団員による捏造だったそうだ。…そして第7部隊団長は、君が辞めたことすら、知らなかったよ。つまり、担当の団長が知らないということは君はまだ騎士団に所属していることになる。…意味わかるな?」 彼女は涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら頷いた。 そう、彼女は騎士団に所属した状態で休職扱いになっていただけだった。 しかし、捏造により本人にはクビだと伝え、団長には休職していることにして、いつの間にか脱退扱いにするつもりだったらしい。 本人はクビだと思っている為、バレないようにギルドにも嘘の噂を流していたそうだ。 ましてや団長はその頃から違う国に居たため(長期依頼)、こんな騒ぎになっているとは知らなかったそうで驚いてこっちに戻って来ているそうだ。
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