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麗月「神楽ー。ご飯食べるー?」
ご飯前に寝たのに、珍しく起こされた。
麗月「ご飯食べなきゃ、早く治んないよー」
あぁ、治療目的か。
食うことを伝えて起き上がる。
脚はまだ痛い。そりゃあれだけ抉れてたらそうなんだろうけど。俺は何故か治るのが早いからな。3日くらいで肉も繋がるんじゃないかな。
早いどころじゃないと思うんだけど。これも魔力が関係してんのかな。
ご飯を求めて机のところまで歩けば、涼秋に殴られた。
曰く、その脚で歩こうとするな。だそうだ。
松葉杖ってさ、つくの面倒じゃん?悪化しなけりゃいいんだよ。
麗月「ほれ、食うがいいわ!」
「「「いただきまーす」」」
ごちそうさまでした。
麗月「さすが18歳。よく食べるよね」
麗月はご飯の後に、一人一人どれだけ食べたのかメモをする。食すのは体を作る基本だから把握しとかないととかなんだとか。
あいつは俺たちが1人でも死ねば組織との契約が切れるし、麗月なりの頑張りなんだろ。
ここで家族が生きてるのって、麗月の所だけだもんな。頑張ってもらいたいものですなぁ。
青陽「そうだ神楽。さっきお前の実家がテレビに出てたぞ」
神楽「は?テント?」
涼秋「外側は写ってなかったかな」
最近のテレビって、地下シェルターまで写してるのか。あんな所楽しくないのにな。
地下シェルターってのは、外で実験失敗した時に逃げれるように作ってあるんだけど、そこまで使うことは無い。
まず青陽の居た村みたいに、失敗してから立ち入り禁止になってるところなんかもあるし。地下に逃げたら逃げ場所がないんだよね。
だからお金が無い奴らが勝手に住み着いてるだけになってる。
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