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青陽「地下シェルターの紹介というより、お前の紹介だったな」
麗月「ここ出身でも、ちゃんと働いてくれる好青年!外見も内面もバッチリで、悲しい過去を持つ。そんな彼を助けたのが、紅桔梗の社長さん!」
紅桔梗
俺たちが入っている組織の名前。社長が好きな色の名称らしい。
表では何でも屋みたいな事をしている。そのおかげでギルドと仲が悪いんだけど。裏では俺達みたいな殺しとかなんか、色々?国と繋がってたりもするらしい。
入ればいっぱい殺せるよ?とか言われて入ったら、仕事以外で人間は殺すなとか。ひどいよ……。
社長
名前は知らない。誰も。
東洋人らしく、背が低かったり髪が黒かったり。するらしいけど、表にそんなに出てこない。
純粋な子供が好きだからとか言って、親の居ない子を引き取って育てている場所もある。きっちり教育していて、社長に絶対忠誠を誓わせるらしい。純粋な子供?
神楽「俺を使って宣伝してるだけじゃねぇの?」
麗月「それがねー、なんか神楽を皆に使ってもらおう!みたいな?」
俺は商品ですか?
まぁ、仕事貰わなきゃならないし。確かに使われてるみたいな感じに、なるのか?
神楽「で?それが何かあるのかよ」
別に仕事が増えても、向こうで整理されるし。仕事は満遍なく渡しているらしいから。
涼秋「ついでに懸賞金ついたよ。俺ら纏めて」
……は?
青陽「おい、聞いてないぞ」
麗月「私達も!?」
神楽差し出して逃げようと思ったのにー!って、おい!
お前らより生存率は高いけどなー?俺は普通の18の子供なの!囮にすんな!
涼秋「どうせ俺たち指名で仕事が来るだろうから、他に回らなくなるだろ?恨まれまくってるし、沢山くるぞー」
恨まれてるって?
あー、拾った奴らか。
俺たちが組織のトップを何とも思ってないから。むしろ公に「あんた達なんか大っ嫌いよ。殺してやりたいほどに」とか麗月が言ってたからなー。
両親攫われてますし。当然ですよねー。
神楽「つっても前から変わらねぇし。殺し許可だけもらっとこうよ」
麗月「そうだね。うっとおしいもん」
こんな感じに、俺達の休日は去っていく。
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