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ほとんど光の入らない森の奥。暗闇から襲い来る恐ろしい魔物の数々。
木々を照らせば、何者かの返り血で真っ赤に染まっていた。
それは人であったのか、そうでなかったのか。誰にも分からないが、飛び散る肉片から、ここで命が消えたことだけは理解する。
さて、そんな森で悲鳴が上がっているのですが、なんの悲鳴でしょうか。
1、俺達の悲鳴
2、運悪く入ってきた一般人
3、ここの動物
分かる?分かるよね?
正解は!
麗月「待て!逃げてんじゃねぇよ飯風情があぁぁ!!」
神楽「肉だ!久々の肉を寄越せー!」
「ぐぎょぁぁぁぁああ!!!」
3の、ここの動物達でした。
今まで肉が食べれなかった理由?
金がねぇんだよ!
皆して大食いだから、すぐになくなっちゃって……。
涼秋「やばい。神楽が嬉しすぎて泣き出した」
青陽「森に入った途端威嚇なんてするから、何も襲ってこなかったからな。奥まで着いたんじゃないか?」
涼秋「あー、真ん中の方が強い奴らだもんねー」
肉の為に、頑張ります!
神楽「肉寄越せー!」
麗月「はちみつー!」
暗い森に静寂が戻った。
神楽「クマが2匹か。二食持つかな。」
麗月「はちみつベアのはちみつだー。うぇへへ」
え、何こいつ。気持ち悪い。
青陽「さすがにもつだろう。腹減った。捌け」
青陽から命令形?
珍しいと思ったら、目が血走ってやがる。空腹で襲われそう。
こういう時は大人しく従いましょー。じゃなかったら殺されまーす。
麗月「うぇっへっへっへ」
うぜぇ。
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