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涼「ただーいま」
青「はい、おかえりなさい。楽しかった?」
宿に戻って出迎えてくれたのは青陽。
気になる事は調べないと落ちつかない性格で、色々知ってる奴。
頭は良いから、麗月と一緒に薬を作ったりなんかもしてる。武器も作っていたりする。
青「寝ちゃったんだ?」
目線を下げると、腕の中で爆睡してやがる神楽の可愛い顔が……。
これ、飼いたい。幸せにする!
涼「俺に襲い掛かってきた奴等を殺そうとしてね、10人相手にしたの。すぐ終わったけど、それから緊張しっぱなしで」
青「あー、三時間くらい前のあれか」
連絡は、フォンって呼ばれている簡易情報伝達機器を使用している。
音だけのやり取りになるし、登録してある機器全て一斉に送信されるのが欠点。
俺らの場合は、情報のやりとりが楽でいいけどな。
形は色々あって、折り畳み式やマイクと耳栓っぽいセットとかもあった。
涼「で、最後に気を抜いてて死に損ないに斬られてんの。バカでしょ」
青「馬鹿だな。だから殺すなら毎回手足をもいどくか、首を落とせと……」
ガラガラと、隣の部屋が開けられる。
麗「準備出来たから寝かせてー」
涼「宜しくですわー」
言って寝かせると、任せなさーいとドヤ顔が帰ってくる。
3次元の女性に魅力は感じないのではよ仕事しろ。
青陽と次まで何するかとか話していると、麗月が出てくる。
麗「なんか、前の傷開いてるんだけど」
青「ちょっと神楽は休業かな」
荒れそうだなーと口を開けば、隣から「やだー!殺るー!」とだだっ子の声がした。
麗「小動物で我慢しなさい」
涼「兎とか食べたいなー」
動けないのは知っているし、小動物の許可を貰えれば静かになる。
俺も狩りに行こうかな。
最近は、動物でさえ魔法とやらの影響を受け始めていて危険だしな。
ここ4人ともそんなの使えないしな。派手なことは出来ないから、そういう奴相手には慎重に相手しなければならない。
せめて、銃弾が通ればなぁ。 鱗びっしりのヤツうざい。
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