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ゆっくりと夜は宵を寝台に俯せに組み敷き、その白い項に口付けた。
「ひぁうっ?!よ、夜っ………俺、今日は……もう………無理…ぃ」
途端に宵の顔は真っ赤に染まる。先程まで散々啼かされ・抱かれ続けていた宵は、体力的に限界だった。男同士の『営み』の場合、受け入れる方が圧倒的に体力を削られるからだ。
「嘘は感心しないね。肌は桜色に染まったまま、まだ熱を帯びているよ………可愛い宵。」
宵の背中を夜の唇と指が滑る。その感触に『ぴくんっ』と宵が躰を跳ねさせた。
「…ほら、躰は正直だ。私の宵………もっと乱れて舞っておくれ。」
「ゃ……ひぁんっ!っは………よ、るっ!」
夜の容赦ない愛撫に、宵はそのしなやかな肢体を妖しくくねらせ喘いでいる。何度も達した為か、触れるだけでも『刺激』として受け取ってしまう。
「んぁんっ!………よ、るぅ………やあぁっんん………」
「『嫌』なはずはないだろう?……ほら、宵の蕾はこんなに蜜を湛えている。」
夜の言葉に『かあぁっ』と宵の頬に一気に朱が走った。自分の躰のことだ、それは宵自身が一番わかっている。
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