1話
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茂みが音を立て揺れている。 風が吹いているわけでもない。 もしかして猫ちゃんかな? 猫好きであるこの私が見逃すわけがない! 身を屈め、忍び足で茂みに近づいて行く。 後少しの距離まで来たときには茂みの揺れが収まっていたが、まだ離れていないはず。 そして、目標の茂みにたどり着いた私はそーっと顔を覗かせる。
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