1話

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「悟ー! やっぱあそこのアイスは格が違うよねー!」 「あぁ、そうだな」 もう夕方と言ってもいい時間なのに夏の日差しというものは、まだまだ私たちを照りつけてくる。 やる気があるのはいいことだと思うけど、こっちのやる気がなくなってしまいそう。 そんな日差しのお陰と言っていいのか、私たちは今日も行きつけの小さなアイス屋さんでバニラアイス棒を買う。 それを楽しみながら下校するのが日課になっている。 そして、下校途中にある小さな公園の大きな木影でおしゃべりするのが幸せなのだ。
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