初恋のあいつ。

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さすがに3時間連続で寝ると、体がバッキバキだ。 なんの意味もなく、机から体を起こし教室の出入り口へと歩く。 たまには動かないと、体が痛い。 いつもの廊下を、いつものように歩き、いつもの屋上へと向かう。 何にも変わらないこの日常。 さすがに飽きた。 かといって問題を起こしたいわけじゃない。 いたって平和に暮らしたい。 だけど、多少の刺激はほしい。 なあ、神様俺ってわがまま? 屋上の重たい扉を開ける。 秋が近くなったからか少し風が冷たい。 ずっと寝てた俺には心地いい。 いつものように、置かれてるベンチに横になる。 誰かに言うわけでもなくぼそっとつぶやいた。 「俺の日常、誰か変えてよ、、、なーんてね。」 くさっ。くさすぎる。 きもいぞ俺。 そして、いつものように眠りについた。 とそこはいつものようにはならなかった。
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