初恋のあいつ。

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「まったく、俺が起こしたのにこっち睨んで寝るんだもん。  ひどいよねー」 ふてくされたように、口を尖らせてこっちを睨んでくる。 、、、お前、それ全然怖くないぞ。 「ごめんって笑」 顔では笑って見せるものの、心では正直こいつから早く離れたい。 そのあと、他愛もない話をして教室に戻った。 どうせ戻ってもやることは1つしかないが。 折角、遠く離れた高校選んだのに、なんでこうもお前は俺が離れるたびに追いかけてくる。 お願いだから、俺に近づくなよ。 なんで、俺がこんなにこいつから離れたいって? それはこいつが俺の――――。
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