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「いい?基本的に悪魔に死という概念はないの。肉体が滅んでも魂は、他の肉体に宿る。これを繰り返すのね。だから、厳密に言えばその血液も悪魔の契約じゃないわけ。」 なるほど、チートか。 だがしかし、基本的にっていう辺りちょっと怪しい。 「じゃあ血液に、適合っていう話はなんなんだ?」 ヴィネは大きくため息をつき、屠殺場の豚でも見るような目で見ていた。 「はあ……、単純に魔力に適合しただけよ。血液じゃなくても、皮膚でも髪の毛でも鼻毛でもけつ毛でもいいわけ。」 後半なんか凄いお下品な単語が並んだ気がするけど、気のせいか? 「なるほどな。つまりヴィネの魔力に俺の魔力が反応したわけか。」 俺に魔力があるのはリリスと共に確認済み。 まあクソみたいな量らしいけど。 「ま、そういうこと。」 「あと、ヴィネの能力と使い方教えてくれないか?」 「私があんたにかせる能力は、千里眼ね。過去も未来も現在もなーんでも見れるわよ。まあ未来に関しては常に変動しているから絶対じゃないわね。」 とてもつなくドヤってくるのやめろ。 これでもかと言わんばかりにドヤるな。
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