これが〇〇で〇〇を失った人の顔です

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「で?単刀直入に聞くけど、誰に、どう復讐したい?」 「あ、ああ・・・」 (やっぱこんな子供みたいなやつで大丈夫だろうか・・・) 男は不安になったが、もう自分に退路も時間もなく、もうこの少年に頼むしかない、と思った 「・・・ヤクザだ・・・一人のヤクザに復讐したい」 男の拳に力が入っていく 「へぇ・・どう?」 「・・・この世から・・消してもらいたい」 男の目には相当な殺意がこもっていた 「ふーん、いいけど、あ!忘れてた。おっさん、この復讐屋に依頼するにあたって決まりごとがあるんだよ」 ヨキは男とは違い淡々と話していく 「まずこの復讐屋をネットに晒すことは禁止だ。もし晒せば一瞬でわかるしすぐに始末する、あと依頼料に決まりはない、仕事が終わったあとに請求する。そして最後、ここが重要だ、依頼が終わったあと、俺の頼みごとはなんでも聞いてもらう」 「は?いやいや最後の・・・なんでも・・・ってのは」 男は戸惑う 「そんな怖がるなよ、もし何か俺が困ったことがあって助けて欲しいとか手伝って欲しかったらもしかしたら、いや万が一ってくらいのあれだからそんな難しく考えなくていい」 「そうは言っても・・・」 「おっさーん、よく考えてみてよ、いまおっさんは人生の岐路に立ってる、もう頼れるのは俺しかいないんだろ?そう考えれば少しは楽だろ?それに、俺とつながりがあることはきっと得だ」 (・・たしかに、もう頼れるのはこの少年しかいない。警察もダメ、知人にもこんなことを頼めるやつはいない。自分でヤルこともできない) 「・・・そうだな。もうどうにでもなれ、だ」 「はは!いいねおっさん」
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