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回想終わり
「そして今日が6日目・・期限は明日だ・・・しかもまた不正な金を請求される。頼む!もうあんたしか頼るしかねえんだ!あいつを殺してくれ!」
おっさんの目には涙が浮かんでいた
「・・・・・・・・」
目を瞑ったまま動かないヨキ
(な、なにか考えているのか・・・・)
おっさんは不安になる
パチ・・・
「あ、話終わった?」
「聞いてなかったのかよ!」
「はは!うそうそ聞いてたよ、しかしおっさんもあれだな、馬鹿だな」
「なんだと?」
「だってさ、まず店の下調べからおかしいでしょ、調べればすぐわかることだし、仮に不正請求されたところですぐ逃げればよかったのに、あと警察にすぐ行かなかったのがもっと馬鹿」
「け、警察に行けば家族親族全員殺すって・・・」
「そんな訳無いだろ?漫画の見すぎだよ・・・今時のヤクザはそんなリスクは背負わない。まんまとカモられたんだよおっさんは」
「・・・ぐ」
「ま、最後の最後でここに来たのは正解!褒めてやる。今から警察に行けばまぁ事件として扱ってくれるだろうけどおっさんの会社の地位は失われ、家族からもなにを言われるかわからない・・それにここまでくるとヤクザからの報復もなきにしもあらず・・・」
「いいよ・・・その安藤ってやつを消せばいいんだろ?」
にやり・・・ヨキは笑った
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