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がちゃ・・・
一見普通のBARのような店だ。しかし看板は出ていないから営業しているとは思えない。
しかしドアの端っこに黒いマジックで乱雑に小さく「復讐屋」と書かれている
男は中に入る
中は本当にBARのような場所だった。しかし人はいない
カウンターの上には飲みかけのウイスキーとグラスが数本
明かりは弱々しくついているが頼りない。
天井に設置されている何個かのスピーカーからは小さいが音楽が聴こえる
「すいません・・・誰かいませんか」
男はカウンターの前まで来て呼びかけるが誰も出てこない
(誰もいないのか?ここは復讐屋じゃないのか?)
男は焦る、何のためにこんな夜遅くにこんな危険な区域まで来たと思っているんだ・・・と
「すいません!誰か!」
さっきよりも大きな声で呼びかける。何度も
「すいません!すいませーーー「うるさい・・聞こえてるって」
がちゃん・・・
カウンターの横にある扉が開いて何者かが出てきた
「・・・こ・・・子供・・・?」
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