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「ちょっと待て!君みたいな子供が!誰が相手でも復讐できるで巷で有名な復讐屋の!わけがない!」
男は激昂する
「と思うじゃん?」
「思う!!!!」
「はは!おっさんつっこみはええ!!いいね!」
「いいね、じゃない!こっちは真剣なんだ!こんな時間にこんな場所に来ること自体もう危険行為なんだ!わかったらさっさと復讐屋の人を連れてきてくれ! はぁはぁ・・・」
「だからー、何回も言ってるじゃん、俺だよ俺、復讐屋、俺だってば」
男の言葉も虚しく目の前の少年だか少女だかわからない年齢不詳の人間は自分が復讐屋だと言う。
「証拠は?」
「証拠ねえ・・・じゃあこれは?」
シュッ・・・ドサ
瞬間、男は床に倒れ天井を見上げていた
「な・・は?え・・?」
キラリ・・・
目の前には長さ5センチくらいの細いナイフを男の首元にあてる少年の姿があった
「どうよ・・強いでしょ俺」
少年はにやりと笑う
「・・・うあ・・・なにすんだ」
ッス
ナイフをカウンターに置いて男の手を引いて立ち上がらせる
「どうだ?これで信じてくれた?おっさんが敵だったら今頃あの世だよ」
(なんだ?なにをされた?いきなり倒れて・・・)
「君が・・・強いのはわかった・・けど・・・信じていいのか?」
男は恐る恐る問う
「復讐屋のヨキだ。さぁおっさん、誰に、どう復讐したい?」
にやり・・・ヨキは無邪気に笑いながら手を差し伸べた
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