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暑い‥‥。
そう年々夏は暑くなるのだ。
沢山の草が生い茂る場所にいるそいつは言う。
「こうも暑いとやってられないよ!」
そいつの叫びに通りすがりのあいつは言う。
「どうしたのさ?そんなに叫んじゃってさ」
そいつは額の汗を拭いながら言った。
「あぁまぁ、色々あるのさ、暑くて仕事にも支障が来てるんだよ、全然仕事の効率が上がらなくてさ、そっちこそどうしたのさ、ここに居るなんて珍しい」
「こっちも暑くてね休憩さ、俺だってこの暑さには参ってるよ、このままだと倒れちまう」
「だよなぁ、重い物運ぶのも一苦労だよ」
「そうそう、俺は高い所での仕事だからさ、ずっと暑くて死にそうだよ、仕舞いには干からびちまいそうだ」
「ははっ。お互い大変だな」
「全くだ!」
そいつとあいつは仕事の愚痴を笑いながら言い合った。お互いにやはり夏の仕事は大変なのだ。
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