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そいつとあいつは気が合ったのか肩を並べて話し合う。
「早く涼しい所で休みたいよ」
そいつは言う。
「分かる!俺も涼しい所で休みたい!高い所で仕事してるけどさ俺高所恐怖症なんだよね」
あいつは言う。
「へぇ、そうなのか、意外だないつも高い所で仕事してるじゃん」
「そうだけどね、あの場所風が吹いたら揺れるし結構怖いんだよ、そっちが羨ましいよ」
「いやいや俺も力仕事してるけどさ、重い物運ぶの面倒だよ、肩凝るし、身体中痛いしさ」
「はぁ‥‥仕事って大変だよな」
「あぁ、大変だ‥‥」
話してる内に日が暮れて夕日が出てきた。
「もうこんな時間か、それじゃ俺はこれで失礼するよ、」
そいつは言った。
「あぁ、じゃあ俺も」
「そうだ!今度一緒に何か食べませんか!美味しい物あるんですよ」
そいつが思い出したように言った。
「いいねぇ、じゃあ俺も美味しい物持ってくるよ」
あいつも楽しそうに言った。
「それは楽しみですね!じゃあまた!」
「あぁ、また!」
そいつとあいつは手を振り合ってその場を後にした。
だけど、その時大きな音が近くから聞こえてきた。
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