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エナレス・オラトリア
【罪深い、たったそれだけの事で焼かれるのだ】
『竜に焼かれたマグリス』(エイブラムス・テンプリオ著)
竜に焼かれたマグリス、これは大犯罪者であるマグリス・マイヤのお話である。
原作は『哀れマグリス』と言う題名の小説であるが、エイブラムスはそれを絵本にし、人気を博した。
物語の内容は人殺しマグリスが、最終的には竜に全身を焼かれてしまったというもので、『悪い事をしたならば、それ相応の不幸が待っている』という教えである。
今でもこの絵本は民衆に知れ渡っており、母親はよく子供にこの絵本を読み聞かせ、『悪い事をすると、竜に焼かれるぞ』と教えるのだそうだ。
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