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夏なんてなくなればいいのに!と叫んだ日の暮れ、ロリ女体化したままの俺は母さんに浴衣を着せられていた。
女体化チョコレートで女体化したことに家族は一同そろって喜ぶんだ……。俺の気も知らずに……。
母さんは、「女の子が欲しかったのよ!労せず叶ったわ!」と嬉々とするし、父さんは「男の子と女の子、どっちにもなれるなんて、なんと特なんだ!」と訳の分からない喜び方をする。
特って、どういうことですか?とは、どんな返答が来ても頭が痛くなりそうなのでスルーした。
ちなみに海に一緒に行った悪友二人は母さんに覗いちゃダメ!と念押しされて俺の部屋に押し込めた。
浴衣に着替えたら、あのアホ二人と夜宮に行く約束なんだ……。
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