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「ジーク、ヴィル、おはよう」
「あっ!おはようございますマスター!」
「あぁ、おはようレオ」
最初に元気そうに挨拶を返したのが戦士であるヴィルヘルム=ハルトマイヤーで、慣れたように返したのが同じく戦士のジークフリート=ハーネイだ。
ヴィルはまだギルドに入ったばかりの新人で18歳とまだまだ子供だ、だからギルドに入って1番長いジークにその師匠としてヴィルの教育を任せている。
ただ…最近ヴィルが自分は強くなったと過信することが多いことが少し心配だ。
ジークは32歳になる頑強な男で、いつも助けてもらってばかりの大事な仲間だ、多分…いや、完全にギルドで1番俺が信頼している男だ。
食事を再開した2人の横を通って隣の机について宿の女将に食事を頼む。
食べ過ぎると闘いの最中に吐くから、量は少なめのガディル豚の塩焼きを選んだ。
程なくして運ばれて来た料理に舌鼓をうっていると、宿に入って来るものがいた。
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