第四章 夏の戦にいざ参らん!!

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 うがーっ!と俺に歯向かい、パソコンの方を向いて再び閉じたのを開いてカタカタ何かを打ち込み始める。  …てかタイピング早すぎだろ!!何て打ってんのか全然分からん…。 「で、その日ってのは何があんの?」 「…………」 「お~いしおりさ~ん、教えてくださいませんか~」 「…………」 「…………」  こうやってしら切らせばすむと思ってやがるな……。  俺はどうしてもその日について知りたかったのである手段を下した。  ガン無視してくる彼女に背後からゆっくり近づいて…。  ぐわし!!! 「!!!????」  彼女の両脇腹を掴み、そして…  こちょこちょ… 「!!?ちょ…やめ…!!」  こちょこちょこちょ… 「きゃはははははははッ!!やひ!!やうひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!」  とある手段、それはこちょこちょ大作戦。  彼女をくすぐらせて体力を消耗させ、限界になったら吐かす、というガキのような低能な作戦。    彼女がくすぐりに耐性があれば失敗していたこの作戦だったが、うまくいったようで安心した。 「ひゃらあああああ!!もうむ、りいいいいいいいあびゃびゃびゃびゃひゅひゅっ!!!」 「おう?ここか?ここがいいのか?」 「ひゃはははははははは!!だめだめだめ~!!!」  たまに可愛い声を出すかと思いきやよくわからん奇声を上げたりして少し面白い。  絹織は脇を閉めて必死に抵抗するも俺の手の動きは止まらない。 「ひい…ひい…もう…じんじゃううう…」  息が途切れ途切れになっている絹織の姿を見て、少しこうふ…いや、やめておこう。  くすぐりを止め、椅子を回転させて俺の方を向かせる。  そこには顔を紅潮させて口からよだれがだらしなく垂れているいやらしい彼女がいた。  …まあそうさせたのは紛れもない俺だけども。  すこし距離を離れるように数歩後ろに下がり、両頬を強く引っ叩き、理性を保たせる。  そしてその距離感のまま彼女に問いかける。 「では話してもらおうか…」 「このっ、へんたいにゃろうめえ…」  へろへろになった絹織は呂律も回らず俺を睨みつける。 「いい加減にしろよ!もうこれ以上俺をおかしくさせないでくれ!」  理性を保てなくなるという意味で。 「逆ギレかよ!!」 、
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