世界の果てで、君に番外編・聖太郎サイド1

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『はぁあっ・・ああぁ っ!』 一瞬、痙攣したかと思うと、俺の口の中のセンセが勢い良く精を吐き出した。迷わずすする。ー・・・センセを俺のモノに出来た、という腹の底からの満足感。 『!や・・・なにしてるん だよ・・・っ!』さっきよりさらに真っ赤になってキョドり出すセンセ。その顔を見て、俺は勝利を確信した。 あふれた精を見せつけるように拭い取ると、声も出せずにセンセは横を向いた。ー・・・これは、ある意味、GO!のサインが出た、と勝手に解釈して、ベッドサイドに常備してあるベビーオイルに手を伸ばす。 ・・・言っとくけど、俺は肌が敏感なんだ。別に、誰彼構わず襲うために用意してあるワケじゃないから。 こぼれるくらいに中指に垂らし、断り無く後ろへ滑り込ませる。驚いて息を詰めたセンセが、どうしようもなく可愛い。 『いっ・・・く あぁ・・・はぁあっ・・・んぅっ!』こんなトコ、いじられるの初めてだと思う。たとえ経験なくても、頭の良いセンセのことだから、これから何されるかわかってただろうな。本当はやめて欲しいんだろうけど、自分だけ気持ち良くなったのが罪悪とでも感じてるのか、必死に堪えてる。律儀って言うか、ホントこのセンセはー・・・。 ・・・けど、さすがに慣れないことに、体が自然に動くんだろう。指の動きを避けるかの腰を、逃がすまいと引き戻す。どうしても無理なら諦めるしかないんだけど、出来れば俺も、思いを遂げたいしー・・・。 『ひぅっ・・・!』センセの体が弾かれたように跳ねる。 前立腺、見っけ! 思わずガッツポーズしたくなるのを抑えて、続けざまにそこを刺激してやる。押したり、強く叩いたりなるべく工夫を凝らして。 『うっ・・・!ぁ んうぅっ・・・!!は』どうしていいんだか、わからないっていうセンセの表情。前立腺って実ははなから性感帯になる訳じゃないんだよね。どっちかっていうと、触られるのイヤだ、っていう奴もいるくらい。 竜也も最初はそうだったっけな。・・・そんなことを考えつつ、注意深くセンセの様子を探る。息苦しそうにしてるけど、暴れ出すワケじゃない。序々に呼吸が速くなってくー・・・。 ・・・どうやら、これは・・・!
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