世界の果てで、君に番外編・聖太郎サイド1

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『うあっ・・・あぁあ あああー・・・!!』今まで一番、大きな声を張り上げるセンセ。 目を見開いたまま、フリーズ。 トコロテン、ってワケじゃないけど、イってくれたみたい。・・・寝乱れた髪、ちぎれそうなシャツ、とろんと溶け切った顔で荒い息を繰り返してる。ー・・・俺はというと、反り返ったモノが痛いくらいで・・・ヤバい。もう限界かも。 センセのアソコも、指三本入ったし・・・。ちょうどよくほぐれたっぽい。 『・・・大丈夫そうかな』思わずそうつぶやいて、ベビーオイルを念入りに塗った俺をセンセに押し当てる。ー・・・と、ぴくっと震えたセンセが急に、怯えたような目でこっちを見上げて来た。 『やっ・・・怖・・・い』 俺を止めようと力の入らないまま伸ばして来る腕に、はじめて軽いイラつきを覚えたけど、もう無理。 ・・・嫌われたって良い。センセの両腕を取り、ベッドに縫いつける。 『・・・今さら』 そう耳元で宣告して、有無を言わさず腰を進める。センセが声も出せずに硬直したのが、わかる。 ・・・けど、もう俺にだってどうしようも出来ないんだよ。 『・・・・・っ!』ショック過ぎて呼吸も忘れてるみたい。改めて腰を掴むとセンセの体が痙攣してる。 『名前 呼んで・・・聖太郎って』耳元で頼んでみる。・・・けど、やっぱダメかもしれない。 センセ、震える手を俺に回して、『しょ たろう・・・っ!』ってあえぎ出す。息を吐く瞬間、迷わず腰を進める。・・・この中途半端加減じゃ、きっとセンセだってつらいはずだ、って思うことにして。 荒い息を繰り返すセンセ。・・・なんとか受け入れようとしてくれてるー・・・ホント、その生真面目さが死ぬほど・・・・・・好きだ。
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