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館に住む グレイとミレイには
昔 両親が居た。
両親はこの館に引っ越し
仲良く四人で住んでいた。
だが、ある日…
両親は隣町に行ったきり
そのまま帰ることは無かった。
そして…翌日 グレイの両親は
死体として森の中に放置されていた。
両親の体には臓器が無く
無惨に引き裂かれた痕があった。
通り魔の仕業と警察は決めつけ
事件は迷宮入りとなった。
妹のミレイは弱まりついには倒れてしまった。
グレイは両親の遺品を整理していると
グレイは父の手紙を見つけた。
父の手紙にはこう書かれていた。
『これを呼んでいる頃には私たちはこの世にはいないだろう…グレイ ミレイ 本当にすまない…私たちは死んだ理由は
この館に住む怪物のせいだと言えよう…
その怪物は夜 20時から朝の4時までこの館を徘徊する怪物だ…奴は人の血と臓器が好物で人を襲う怪物だ…だから、私と妻は館の西 北 東 南の部屋に血を染み込ませた人形を置いた。だが、私たちが死んだことで血を染み込ませた人形は無くなり、グレイたちを襲うかも知れない…だから、グレイ…お前がミレイを守ってやるんだ…怪物の魔の手からミレイを守ってやるんだ…
私たちは隣町の小さな家を買った…
××月××日にその家に行きなさい…その館は廃棄したほうがいい…グレイは賢い子だ…妻に似て天才だと私は思っている…すまなかった…グレイ、ミレイ…父らしいことをしてやれなくて…財産はその家の管理者に渡している。だから、グレイはミレイを連れて館から逃げなさい…愛している私たちの子供よ 』
それは父の遺書だった。
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