第1章

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いろいろあって、クラスで孤立していた私になぜだか話しかけてきて……私が変わるきっかけをくれた人。 でも、度し難いんだけども。 「そうかもだけど……」 「本宮さんの水着見たいなー。うちの学校水泳の授業ないから本当に残念だ」 見える、大山君の頭蓋骨の前側に、両サイドでついてる見えない耳が垂れてる図が。 本気でしょげてるのがわかるから……なんか照れる。 「大山君の頭が残念だ」 「そうかな。俺、前に病院でレントゲンしてもらって頭のラインが美しいって言われたから……本宮さん、まさか俺の頭に嫉妬を」
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