他人糸の詩

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【刃物を手首にあてて】 暗い、 暗い、 暗い、 何も見えない、見たくない あの時の彼女の差別の瞳 「死ねよ」 胸の鼓動が止まったきがした ごめん 罪悪感と自己嫌悪で気持ち悪い 吐いてしまいたい いっぱいいっぱい吐いて 苦しくなって あの空へ逝きたい 四角い地獄の隅で 涙するよりも 一生眠った方がずっと楽 だって 励ましてくれた彼女は 僕を見限った 嗚呼、 独りがこんなに苦しいなんて 仕方ないよね 全部僕のせいだもの ごめんなさい 一番信じれた彼女が 陰で僕の事を悪く言う 「キモい」 「うざい」 信じたくないのに… 首に手をかける 忌ま忌ましい僕に 手をかける 怒りと共に締め上げれば 目の前がぼやける 舌を噛む、 僕さえいなければ 後悔に任せて力を入れれば 口から紅い液体が 早く、 アの楽シかっタ日常ニ 戻タイ…
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