学び舍の詩

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【空が呼んでるから】           死にたい     死にたいと思う自分がいる         だから僕は自殺願望者のレッテルを自分で貼った       暗い永遠の夜の道を進む事を決めた     太陽が遥か遠くで輝いても   届かぬ深い闇       でも     何故僕は死にたいの?     理由がわからない   すべてに絶望したから? 君に手が届かないから?           …違う       自分が要らない人間だと 気付いてしまったから     大好きな君のおかげかな?   世界は誰も必要としない事を   神も正義もない事を   君が僕を必要としていない事を知ってしまった     必要ないなら、 死んでしまえばいい   誰も僕を必要としていないけれど     少しでも僕の存在を認めて欲しかったから       だから僕は 羽もないのに 空へ向かうんだ     空が僕を呼んでるから   あの蒼い空なら僕を認めてくれる     ちっぽけなこの地球を 優しく包み込んでくれるから   きっとこんな僕をも包み込んでくれる   そっと頬を撫でてくれる       だから 僕は死にたい   皆は言う   「死にたいとか言ってるケド怖くて死ねないんだろ 死にたいなら早く死ね」     怖くない訳ない   死ぬのは怖い   でも、世界が君達が君が   僕を必要としてくれない なら   死んでほしいと願うから   僕は死にたい       生きるのも怖い 死ぬのも怖い   この世にも あの世にも 僕の場所はないから     君が僕を認めてくれないから         せめて… 嫌な思い出でもいい 僕を覚えていて欲しい
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