他人糸の詩

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【矛盾した現実】 蝉が泣く夜 冷たい風が頬を刺す 黒いフードは僕の逃道 現実(リアル)から目を逸らした 僕には君だけなんだ 捨てないで、消えてしまいそう 気付いてください 僕はここで動いています 気付いてください 僕はここで話しています 強がっているだけなんです 平気なんかじゃありません 月のない晩涙を流した… 消えてしまった日常は、 きっときっと戻ってこないでしょう 思い出に埋もれて忘れてしまう 悲しみなんて一瞬の病 楽しみなんて一回の違法薬物 怒りなんて一時の呪い 嗚呼 なんて滑稽で見苦しい いっそ 壊してしまおうか? え 矛盾してるって? 煩い、死んでよ 紅が心を濡らす… サヨナラ?僕の現実…
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