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________バシャアァァ…!!
?「ねえ、聞いてんの?目障りだから消えろって言ってるんだけどさ。」
頭から水を浴びせられ、普段から目を覆っている前髪がぺたりと肌に引っ付いてくる。
クソが。
僕は前髪の隙間から目の前まで詰め寄って来ているクラスメイトの広瀬 陽を睨み見る。
陽「何その目?ていうかさ、その長ったらしい前髪本当うざいんだよね。顔出せよ。」
うざいのはお前もだ。
目障りなら一々関わって来なければいいだろ、毎度ご丁寧に絡んで来やがって。
僕の前髪に向かって伸びて来た広瀬の手を叩き落とす。
陽「なッ…!」
?「触んな。どんな髪型しようと僕の勝手だろ、お前に指図される覚えはない。」
顔を真っ赤にして怒った広瀬に絡まれる前に此方が口を開く。
すると怒ってしまったのか、広瀬の隣に佇んでいた長身の男に胸倉を掴まれた。
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