序章

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「んっ・・・」 「はぁ・・・胡蝶・・・かわいいよ」 そういって体を合わせるのは私のお客さまでお得意様なのである 男はつかってこそと思っている お金もくれるし その分満足させてしまえばいいのだ。 胡蝶は私の源氏名 そして世間では私のことを「気まぐれに舞う蝶」と言われているらしいけどそんなこときにもしない お金をもらって満足させてしまえばなんだっていい 自分だって満足するのだから それでいいのではと 父から受けた傷からずっとこんなことしているけれど何をしても癒えることもなかった。 でも今更これをやめれるわけない。 そんなことを思っていたある時までは…。 「はぁ・・・はぁ・・・っ・・・あん」 「ここだね・・・胡蝶が好きなところはここだね?」 「ああ・・・やん」 そういって弱いところを集中して狙ってくるのだから狂いそうだ (早く終わって・・・)
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