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「もう!!!!!!寝癖なんかちゃんと直したのに!
あ、おまたせ!って瑠衣!嘘よくない!」
「うふふなによ私が嘘つくことそうそうないわよ?」
「そうだけど!」
何かない限り瑠衣は嘘をつかない
きっと昨日こと勘付かれたのではとびくびくした。
「でも朔良?あなたほんと最近大丈夫?
あまり無理しないで昔のことがあるとは言えあなたは私の大事な親友なことは変わりはないのだからわかった?」
「・・・うん
ありがとう瑠衣でも私は大丈夫だからさ?」
何度こう”大丈夫”だと嘘をついてきたのだろう。
何度この嘘を付き続けなければならないのだろう。
大丈夫だとそう自分にも言い聞かせて、それをずっと続けてきたせいで感覚がわからなくなっている。
天雅と付き合った時に甘えれることができたなら好きと言われてわたしも好きだよ?って言えたなら
あの秘密をもっと早く話せていたなら私たちはきっと違う道にいっていただろう
友達として戻ったとしてもいつもそう思ってしまうのは
まだ好きだったから
「私ね三人と親友になれて良かったよ?
ありがとうね?
助けるって言ってくれてありがとそれだけで私救われたんだだから今は大丈夫だよ?
心配しないで?」そういって真ん中にいる瑠衣の横を通り抜けて歩き出せば三人の方を振り返ってそういう
私はこの三人がいることで救われているとそう思った。
「ありがとう・・・」
そう聞こえない声でつぶやく
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