1章

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なんだったんだろう・・・新しく来た子だよねきっとそれとも前から来てた人? でも初めて見る人、それに一緒にいた人・・・。 って 「違う!!!!!!」 「どうしたの朔良」 「な、なんもない! 早く行くよ!」 頭をぶんぶん振って何もなかったようにする あの男に目があったときびっくりしたのが大きいけどなにかがぐってなった こんなの知らない、私には忘れたものなのだから。 朔良にとっては”忘れてしまえば大丈夫だ”と”なくしてしまえば楽だ”とそう思ってなくした感情だからだ。 だからこそ今戸惑いしかなく どう進めばいいのか分からないでいた、 あれはなんだったのかさえもわからずにもやもやしていくのだった。 「もう朔ったら・・・」 「あの人だかりにいたのってたしか一樹じゃなかったかな?」 「知ってるのか?」 「うん知ってる この学園一のイケメンじゃなかったかなそれにさわやかスマイルで女性みんな虜になってるからね。有名だよ? それに一樹の家は財閥だからね それに新しくくる子って一樹だね。」 「うわー絵に書いた小説とか漫画によくあるやつだ! 絵に書いたイケメンってやつだ…って! まさかこの大学にいるとはねーそれに一緒にいたのはその執事とか召使い?」 「いやーたぶん違うと思うよ。雰囲気的にね そもそも新しくじゃなくてやっと来たってことだね。」 とさき人だかりになっていた人物の話をしていた。 でも朔良はその話をうわの空で聞いていた。 あのぐっと感じた感覚とじぶんの中で変わりつつある思いで戸惑っていた。
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