魂鎮

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神の力の残滓さえ残らない社。 ここで少女たちは、どんなことをして力を乱したのだろう。 登校できるようになったら聞いてみようと思いながら、すっかり暗くなったこの場所を、百々がスマホの灯りで照らそうとした瞬間。 ぱらぱら、と先触れのような音がしたかと思うと、突然がらがらと社が崩れた。 「きゃー!!」 思わず叫ぶ百々。 「ど、どどどどうしよー!何かしちゃったかな!」 「それならば、大年神様の最後のお力が満ちたことに耐えきれなかったのだろう。これほど傷んでおっては。」 「それって、私が壊したんじゃないよね?神様が壊したんで、責任は神様だよね!?」 「大年神様に責任をなすりつける気か、おまえは。」 「わああああん!人様んちの社、壊しちゃったぁぁぁ!大おばあちゃんに叱られるー!」 おろおろと喚く百々。 そこに。
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