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「大おばあちゃ~ん・・・香佑焔が言い付けに行ったんだよね。」 『ほほほ。言い付けるだなんて。おほほほ。』 曾祖母の声は、非常に楽しそうだ。 代わりに、百々の声はひたすら暗い。 言い付けた香佑焔への怒りもある。 自分の味方だと思っていたのに、反対していていも最後は協力してくれると思っていたのに。 そう、百々は少しばかり傷ついたのだ。 『百々ちゃん。香佑焔様を責めてはいけませんよ。あなたのことが、心配なの。本当に、あなたと来たら、平気でふらりと予想外のことをしかねないんですもの。』 だからこそ、3年間四屋敷から出て暮らす百々が心配で、香佑焔は御守りに憑いて側にいたのだ。 「わかってる。わかってるけど~・・・」 『あらあら、おほほほ。』 不貞腐れるような声に、また一子が笑った。
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