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そんな椿季を『ホントに可愛い』と思った桜花は、また椿季の頭を撫でた。
幼馴染み兼親友である為、桜花は椿季を昔から知っているが、ホントに変わらない。いつでも真っ直ぐで頑張り屋。張り切り過ぎて、空回りすることも多いけど、それも桜花には可愛く思えるらしい。
そして、椿季が張り切るのは、桜花や親しい〝大切な人〟の為。
-可愛くて危なっかしいが純粋で愛くるしい-
こんなに、愛しく思える親友なんて、椿季だけだろう。だからこそ桜花は椿季に、とことん甘い。
けれど、ただ甘いだけでなく、駄目なことは駄目・嫌なことは嫌だと、ハッキリ言う。自分が間違わぬよう・椿季が間違わぬよう、お互いに補い合っている。
-あの幼き頃の日。お互い支え合って『生命
の危機』を脱した、その瞬間から-
あの時から桜花には椿季が〝必要〟で、椿季には桜花が〝必要〟なのだ。
お互いに〝必要〟で補い合い、支え合っている。そして、そんな二人を桜花の双子の兄・正宗が見守っている、と言う感じだろうか。
桜花も椿季も、護身術程度なら修得しているし、桜花の剣技はかなりの腕前を誇る。
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