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先日の写真は、小松さんが松木さんに頼んで、隠し撮りと椿さんへ送付を依頼したそうだ。
4日後、椿、小松、優美、が生徒指導室にいた。
「小松さん、最近元気無いようだけど、何かなやみあるのかな?」
優美が切り出した
小松はうつむいたまま
「・・・なにも問題はありません。」
「そうかな、成績が少しずつ下がっているし、疲れた顔してるから気になったんだけど、大丈夫?」
「・・・大丈夫・・です。」
「家を助けるために、バイトして、家に帰ってから勉強たへんじゃない?」
小松の体が少しだけ反応した、隣にいた椿は気付かなかった様だが、優美はすかさず
「バイトって、どんなバイトしてるんだっけ」
横に置いてあった資料に手を伸ばしたとき
「・・・ファミレスの厨房手伝いです」
「ファミレスの厨房・・・どれ位やってるの?」
「高校1年の時からなので、・・・2年になります。」
「これから、暑くなりから大変じゃない。」
「・・はい。真夏は、厨房のなか40℃超えることあるので、大変です。」
小松はやっと顔を上げてくれた。
その顔は引きつった苦笑いをしていた。
(何を隠している、この子は私に何を訴えている?)
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