先生、それ大丈夫？

先生、大丈夫？

「ごめんね、出る前に一つやることあった。２人ともネックレス掛けたまま見せて。」

制服の中からネックレスを出したの見て、優美は電話した。

「りょう？お願いがあるの。・・GPS探索して。ナンバーは・・・が小松さん。・・・OK確認できた。ナンバー・・・が椿さん。・・・OK確認できた。ありがとう、そのまま探索していて。これからバラバラで学校出るから、その後、学校近くのファミレスの駐車場に行って、合流後マンションに向かいます。・・・よろしく。」

「２人とも、ネックレスをしまって。聞いた通りGPS兼ねてるから外さないで。あと、合流はファミレスの駐車場ね。・・・小松さん気を付けて。必ず守るから。」

「はい」

返事をしてから、小松さんは部屋を出て行った。
5分くらい遅れて椿さん。その後、後片付けして優美が退室。

合流は問題なく行われて、マンション前に2人を確認。５人揃ってマンションに入っていった。

その光景を、木陰から教頭が見てる事も知らずに。

ただ、教頭は見つかっていないと思っていたが、周囲の監視カメラによって、柊とメールで連絡を受けた優美だけが、教頭の事を知っていた。