先生、大丈夫?

17/22
前へ
/22ページ
次へ
桃井さんが 「そう、先生、この問題どう解決してくれるんですか? この苦しみ分かる人なんてだれもいな・・・い。ううう・・・」 優美が 「普通の新任の教師だったら、なにも出来ないかもしれない、ただ、あなた方が私を信じてくれるなら出来るかも知れない。私には、助けてくれる人達がいます。皆を助けたいと思う私に力を貸しくれる人達がいます。だから、私の事を信じて欲しい。」 中村さんが 「小松さんや桃井さんは、優しいから言えないかも知れないけど、私は散々イヤなめに合っているからいうけど、先生だって学校側の人でしょう。いろいろ言いくるめて、穏便に済まそうとするんでしょ、なにも変えないまま。」 優美が 「確かにそうね。この件は最悪学校が亡くなる危険性があるので、お穏便に済ませなくちゃいけないことがあります。でも最低でも、教頭には人間として生きていくのがいやになる位の辱めを受けて教職を辞めてもらうしかないと思います。・・・皆と別れるのは悲しいけど、皆を救えるなら学校を辞めるのは何とも思わない。教職を辞める訳でないからなんとかなると思っている。」
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加