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「口では何とでも言える・・後でごめんね出来なかったで済まされしまいそう・・・でも私たちのために学校を辞めるなんて・・・」
「大丈夫。なんとか出来るように色々勉強もしてきた、経験も積んできた、裏付けがあるから無理が出来るし、皆が信じてくれれば出来ちゃうんです。見た目はかわらないけど、8歳も年上のお姉さんなんだから・・・」
皆うつむいたまま、1分位がたってから
中村さんの握りしめていた手が、力が抜けていった
チーン
音につられ4人が優美の顔を見て、全員が目を見開いた。
「大丈夫。なにも心配いらないよ。」
皆、瞳に涙をうかべている。
桃井さんが、
「何で、他人の私たちに、そんな優しい笑顔がで・き・る・の・・・」
「それはね、未来のある愛おしい私の生徒だからだよ。」
「「「ワァーン」」」
落ち着くのを待って、優美が
「状況は分かりました。今日はこれで一旦帰宅して。これからの事を考える時間を頂戴。」
「「「はい」」」
「桃井さんと中村さんはこれつけて。」
電話しながら
「りょう。GPS探索いいナンバー・・・桃井さん・・・OK確認できた。ナンバー・・・中村さん・・・OK確認できた。」
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