先生、大丈夫?

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### 優美、柊、椿が通う高校の職員室 ### (教頭先生)「3年生は重要な時期になるので、一層の指導にあたってほしい。また、学力の差が顕著にあらあれて、脱落する生徒が出てくる時期でもあります。先生方は、生徒の些細な変化も見逃すこと無く、生活面からも注意を図って頂きたい。」 教頭は優美の方を見ながら 「先生方の中には、少し目立つ方もいらっしゃいますので、少し控えていただければと思います。では、各自持ち場へお願いします。」 (私は自毛の色だっての) 「中條先生、お話宜しいですか。そのままで宜しいですよ。」 「何でしょうか?」 教頭は優美の後ろへ回り、髪の毛を触りながら 「髪の毛の色、なんとかなりませんか?」 「髪弱いんで、染めると切れちゃうんですよね。」 左手髪の髪の毛を、右手は右肩に触れ、目は胸の谷間を上から凝視。様子は、PCのディスプレイ縁に貼り付けてある鏡で丸見えになっていた。 (変態!セクハラ!・・・何か逃げる手は) 優美はPCをログアウトして、おもむろに立ち上がった。
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