先生、大丈夫?

6/22

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
俺の顔を見て椿が 「笑顔が引きつってますが。寝ている先生に何かしようとしたとか?」 「寝てるって、椿・・・」 優美を見て、思考が停止した。 優美は上半身裸で、背中を見せベットの上で横になっていた。 椿も優美を見て、固まっていた。 「ひ・い・ら・ぎ・く・ん・・・こ・の・じょ・う・きょ・う・を・せ・つ・め・い・し・て」 やっとのことで声にした椿が、汚物でも見るような目つきで、答えを求めてきた。 指向を巡らせているとき、ベットかた鳴き声が聞こえてきた。 「うぇ、うぇ、動けないのをいいことに、むり・・やり・・ふくを・はぎ・・とられ・・・ベット・・に・おし・たおされ・・・ふぇふぇ~~」 「柊くん!何したの! 先生大丈夫?」 椿はベットの上に乗り、優美を抱きしめた。 「先生、大丈・・アン!いやん!」 「椿・・どうした~~?」 「アン!・せん・いやん!・・せい、いやん!・・やめ・・て」 優美を見ると、椿の右耳を噛んでいた 「椿は、耳が弱いんだ。」 「いや~~!恥ずかしい。」 椿は顔を真っ赤にして、優美を押さえ込もうとしていたが、耳を噛まれていたため、力が入らないらしい。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加