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「…つ……いっ…」
「……キツいな…」
中指で欠片を押し込みながらゆっくりと膣内をまさぐりそう漏らす。
ザイードは黙ったまま熱い粘膜を指の腹で撫でると少し表情を高揚させた。
「はっ──…これはまた…すごいな…」
「あうっ…やあっ…いっ」
指先の感触に集中するようにザイードは愛美のそこを眺めた。
ヒルに乳首を吸われ続けながら身悶える愛美の内壁がザイードの指を締め付けてくる。
ぼこぼことした感触と小さなヒダのいくつもの突起──
希にもみる逸品。闇の性奴市場に出されれば間違いなく高値でさばかれる。
ザイードは指を抜くと絡んだ蜜を眺めて舌嘗めずりをする──
「今夜の寝屋の相手は決まっていたが…」
「──…!」
「気が変わった──」
「やっ…しないってさっきっ…」
高価だと言っていた虫を払いのけ、ザイードは自分の身に付けていた服を脱ぎ捨てると逞しい身体を見せつける。
吸われ続けて赤く膨らんだ胸をかき集めるように揉みながら、ザイードはその尖端を舌で撫であげた。
「んんっ…やっ…」
ヒルとはまた違った感触に愛美の口から喘ぎが漏れる。
初めて重ねた人の肌。そして抱き締める腕に嫌だと思う感情がわかなかった──
“女はみんなメス猿だ”
「──…っ…」
蔑んだ言葉を思い出して頭を振る。拒否をしたくてもあまりにも力強い抱擁に男という存在を間近で感じ、かすかに胸が疼いていた。
拐われて強引に犯されてるのにこんなのあり得ない──
理性で抗いながらも愛美は抱かれている感触に翻弄され始めていた。
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